「アーティストの熱い想いの込もったステージに、全身全霊でパフォーマンスされるボーカルとダンスに、ひとりでも多くの方に触れていただきたい」。そんな思いから生まれたVDC主催のイベント『Vocal & Dance Collection』。2017年9月に行われたvol.1に続く、vol.2が5月6日に新木場STUDIO COASTにて開催された。

matinee(昼の部)・soiree(夜の部)という2部構成のライブに登場したアーティストは全16組。いずれもボーカル、ダンスに定評のある実力派揃いだ。また、このイベントでしか見ることのできないコラボ企画もあり、貴重なパフォーマンスを観ようとGW最後の日に観客が集結した。


VDC会場限定グッズの販売や、matineの特典会も大いに盛り上がった後スタートしたsoiree(夜の部)。Main Stageには、ONEPIXCEL、lyrical school、虹のコンキスタドール、callme、伊藤千由李 from チームしゃちほこ、J☆Dee’Zの6組が登場した。

ONEPIXCEL

メインステージsoireeの部は、東宝芸能所属のONEPIXCELからスタート。舞台映えする3人組の特徴は若くして完成されたパフォーマンス。1曲目『Time』は疾走感のあるアップチューンで、ダンスと共に安定した歌唱力を見せつけた。自然体なMCを挟みつつ、超人気アニメの主題歌『LAGRIMA』はキャッチーでポップな良曲。ラストはロックな印象の『One2Three』で、一気にステージを駆け抜けた。

lyrical school

本格的なヒップホップアイドルとして評価の高い“リリスク”。全7曲をMCなしで一気に歌い上げる圧巻のパフォーマンスを見せる。『High5』からのセットリストでフロアを自然と踊らせる実力は本物。アイドルらしかぬラップのスキルとビートの掴み方を披露する5MCによって、フロアは不思議な陶酔感に包まれていく。自分たちが唯一無二のガールズヒップホップユニットであることを証明するステージとなった。

虹のコンキスタドール

“毎日が文化祭!”がテーマの王道アイドルには、もはや説明は不要。大人数にもかかわらず一糸乱れぬダンスパフォーマンスでは圧倒的な勢いを見せつけた。MCではフワフワした雰囲気も発揮しつつ『戦場の聖バレンタイン』では可愛さだけではないパワフルさも披露。百戦錬磨の実力を見せつけた夏の定番曲『限りなく冒険に近いサマー』ではフロアのテンションも最高潮に!

callme

振付・作詞・作曲まで手がけるセルフプロデュースアイドルはしっとりした雰囲気からスタート。様々なジャンルを織り交ぜた熟達のダンススキルは、群を抜いており、当然のように見事なパフォーマンスを披露する。アイドルの範疇を超えた世界観を見事に構築。『One time』、『step by step』など心地よいハウスのメロディに乗せた歌声の前では、持ち時間はあっという間に過ぎ去ってしまった。

コラボステージ

J☆Dee’ZのNono、ONEPIXCELの鹿沼亜美、lyrical schoolのrisano、虹のコンキスタドールの的場華鈴の4人によるコラボステージは、SPEEDのデビュー曲『Body & Soul』。パフォーマンスレベルの高いメンバーが集結し、一世を風靡した名曲でコラボレーション。高いレベルで歌って踊れるアイドルが大勢いる時代に立ち会えていることに感謝したくなるような圧巻のステージだった。

伊藤千由李 from チームしゃちほこ

すでにアリーナクラスのライブも成功させている人気アイドルグループ、チームしゃちほこのういろうイエロー担当、伊藤千由李がソロで登場。アコースティックギターを手に『レースのカーテンを揺らした』やカバー曲『RAIN』などを披露。表現力溢れる歌声と見事な演奏に、黄色く染まったフロアは幸福に包まれているようだった。特筆すべきは観客とのコミュニケーション力の高さ。余裕さえ感じさせるステージングはさすがの一言。

J☆Dee’Z

ステージのラストを飾るのはそれぞれが高いダンススキルを持つ3人組J☆Dee’Z。メンバー全員が歌とダンスを担当し、その表現力は屈指。岡村靖幸の名曲『だいすき』をキュートかつダンサブルにアレンジしたかと思えば、『Answer』では個々の歌唱力、グループとしてのハーモニーの美しさを披露。会場を虜にした彼女たちは、エモーショナルな名曲『あと一歩』で実力派アイドルが集うイベントを締めくくった。