2010年結成のガールズ・ダンス&ボーカル・グループ『東京女子流』。今年、2年前に行なった“アーティスト宣言”を撤回した彼女たちが、新しく発見したこと、そして、東京女子流の魅力とは……。また11月にリリースし、自ら“教科書的”と銘打ったアルバムの聴きどころなどを聞いた。
東京女子流
2010年結成の山邊未夢・新井ひとみ・中江友梨・庄司芽生からなるガールズ・ダンス&ボーカル・グループ。その名の通り、東京からアジアそして世界へ“音楽の楽しさを歌って踊って伝える”ことをコンセプトとして活動。2017年10月に東京女子流・教科書的作品としてmini ALBUM『PERIOD. BEST 〜オトナニナルンダカラ〜』『PERIOD. BEST 〜キメテイイヨワタシノコト〜』を2作同時リリース。
――まず自己紹介をお願いします。
庄司 東京女子流のリーダー庄司芽生、山形県出身の20歳です。小さい頃からダンスが好きで、ずっと習っていました。女子流をきっかけに歌も始めて、本当に音楽が大好きなりました。今ではもう音楽がないと生きていけないぐらいです。
中江 中江友梨です。大阪府出身ということで、トークを結構濃くやっています。私たち、ライブパフォーマンスとMCのユルさのメリハリがすごくあるグループで。MCの時に、お客さんと、近くで話しているって意識を持って、お話しするようにしています。メンバーの素のワチャワチャ感や、お客さんとのコミュニケーションを大事に。あまり人見知りしなくて、人の話を聞いたり、お話しするのが大好きな女の子です。
新井 新井ひとみ、19歳です。私たち女子流は、アジア圏に行くことが多いので、大学では中国語を学んでいます。小さい時から歌うことが大好きだったので、こういう世界に興味を持っていました。最初はモデル希望で入って、そこから歌やダンスをやり始めて、今に至ってます。
――東京女子流に入られた頃は、CDをリリースすると思ってなかったそうですね。
新井 思ってなかったです。東京女子流っていう名前を聞いても、あ、そうなんだっていう感じで。初めてレコーディングをして、CDができて、「これが店頭に並ぶの!?」みたいな。だけど今では、東京女子流に入って好きな歌を歌えて、すごくよかったなって思っています。
――続いて山邊さん、お願いします。
山邊 山邊未夢です。エイベックスには、モデル女優全国オーディションで入ったので、ひとみと同じで、まさか歌とダンスをすることになるとは思っていなくて。みんなと1人だけ声質が違うねってよく言われるので、聴いている時にちょっと違う声質があったら、山邊だなと思ってもらえれば嬉しいなと思います。
――次に『東京女子流』の紹介をお願いします。
庄司 2010年に結成された4人組のガールズ・ダンス&ボーカルグループです。歌とダンスで音楽の楽しさを伝えたいっていう気持ちで、ライブ活動など続けています。デビュー当時は自分たちの年齢と楽曲のギャップとか、精いっぱいやっていますっていうところが、魅力だったんですけど、最近は自分たちの年齢や気持ちも楽曲に追いついてきて、より等身大なパフォーマンスをしているところも好きになってもらえたらいいなと思います。歌詞の世界観をちゃんと自分たちで理解して、表現することを意識してライブしています。日本だけじゃなく、海外のライブやイベントにも出演させていただいて、コメントをもらったり、わざわざ日本まで観に来てくださる方も多いので、結構ワールドワイドに活動しているのではないかなと思います。
中江 女子流の楽曲って、世界観だったり、楽曲をカッコいいなと私たちも思っていて。映像や動画サイトで見るだけじゃなくて、曲の魅力を会場にきて生で観てもらいたいっていう想いが一番あるので、パフォーマンスと私たちの素のMCを、楽しんで欲しいなと思います。
新井 楽曲のジャンルの幅広さが魅力かなと思っていて。デビュー当時からお世話になっている松井寛さんのギターが効いた、すごい曲とかもありますし、ロック調だったり、あとは失恋系の、女の子でも共感してもらえるような恋の歌とか、幅広いジャンルを歌っていたりするので、いろんな年齢の方に共感してもらえる楽曲がたくさんあります。最近は女の子のファンも多くて。迷っている方は、女性専用エリアもあるので、ぜひ気軽に遊びにきてもらえたらと思います。女子流のファンってすごく優しいのでお友達にもなれちゃうよね。
中江 男性も紳士なんですよ。謙虚ですごく礼儀正しいと思います。
山邊 女性アイドルだと、男性ファンが多いっていう印象があるから、女の子1人だと来にくいと思うんですよ。よくツイッターの返信で、女性のファンの方が「1人で行っても大丈夫かな」とか、「行きたいと思ってるんだけど、どんな感じなんだろう」みたいな質問がきたりするんです。そういう時は、「女性エリアがあるから大丈夫だよ」って言っています。女性エリアがしっかり取られているので、ぜひ来ていただきたいなと思っています。
――楽曲の話でいうと、作詞もされていますよね。
庄司 メンバーのうち3人しています。
――自分たちの作った歌詞を歌うのは、また違ったりしますか。
庄司 やっぱり感情移入は、よりしやすいですし。作詞していた期間にあった出来事や、こういうふうに思ってたなと気持ちがよみがえってくるので。リアルに伝えられるんじゃないかなと思います。
山邊 私は作詞する上で、“誰が聞いてもわかる”ということに気を付けています。例えば、『Stay with me』っていう曲のAメロで「二つ並んだ影」って聞いた時、頭の中でイメージしやすいと思うんですよ。誰でも見たことのある、想像しやすい言葉を並べるっていうのを意識しています。
中江 私は、この間リリースされたアルバムの『たぶん、ずっと好き』っていう曲で、初めて作詞をしました。恋愛の曲なんですけど、自分の性格もでているし、今の私の年齢や感情を歌詞に書かせてもらいました。やっぱり、女性や同年代の子に共感してもらえたら、同年代の子たちだけじゃなくても、こんなふうに考えてるんだって、歌詞を通して感じてもらえたらいいなと思って書いたので。私の性格がでた歌詞でもあるかなと。
――この1、2年で自分たちの中で何か新しく発見したことを聞かせてください。
庄司 きちんと歌って踊るってだけじゃ、もったいないって思うようになりました。ライブってその日にしかないものをつくれる場所だと思うので、その日のストーリーとか、アクションがあったほうが面白いなと思って。最近は、曲中でメンバーにボディータッチやスキンシップしたり、その日にしか見られないメンバーのやり取りを意識しています。自分もアーティストさんのライブに行った時、しっかりしたパフォーマンスはもちろんですけど、その日しか見られないものがあると、より感情が昂ぶるってことに気づいたので。その日しか生まれないものを意識してやるようにはしています。そういう感動を、みんなにも味わってもらいたいなっていうのはあります。
中江 モチベーションって、結構難しくて。一つのライブに対してテンション上げなきゃいけないとか、上がんない時もあるんですけど。そうやって悩んだ時に、アーティストさんのライブや、自分の先輩たちのライブ映像を見たりすると、向上心がすごく煽られるんですよね。負けちゃいけないな、頑張らないと、とか。自分もこう、まじでいきたいなって。自分はこの人たちと違うジャンルで、違うやり方だけど、でも同じようにできるんじゃないかなとかって思うと、楽しみにもなるし。もっとやりたい、って好奇心も生まれて、それが毎回のライブのモチベーションになったりもしているので。さっき芽生が言ったとおり、この日はこういうライブにしようとか、お客さんのこと考えて、どういうことをしたら、一番楽しいって思ってもらえるかなと考えるので。何だろう。いつもライブは“お客さん第一”でしているかもしれないですね。
――ライブを観てテンションが上がるアーティストさんはどういった方ですか?
中江 こないだ渋谷クアトロで、『サイプレス上野とロベルト吉野』さんのライブを観に行ったんですけど、本当に楽しくって。もともと上野さんの曲が好きっていうのもあるんですけど。実力が高いのはもちろんですが、それプラス会場を巻き込むのがすごく上手くて。すごいなって。お客さんがちょっとつまんなそうにしたら、いつの間にか声をだしてたっていう空間が自然にできていたんで。私もそれに乗っかっちゃってたし、完全に彼のペースに巻き込まれている会場を見た時に鳥肌が立って。これがライブの一体感っていうのかって、すごく気持ちよくなりました。
――新井さんは発見したことなどありますか?
新井 東京女子流が結成された当初は、セットリストやMCも台本みたいなものがあって、それを一語一句間違わないように言うみたいな感じでした。でも“アーティスト宣言”をしてから、ステージに立って、ファンの反応を一番感じるのは私たち自身なので、「このセットリストはちょっと、うーんって感じだったね」ってなったら、メンバーで「じゃあ、ここをこうすればいいんじゃない?」っていう話し合いをして、一番いい形にたどり着くっていう。“アーティスト宣言”があったから今に至るのかなって思っています。あとは歌やダンスが好きっていう気持ちが成長につながると思っていて。私はすごく小さい頃から、暇さえあれば歌ってて、小学生の頃は授業中も、いつの間にか鼻歌で歌ってて、「ちょっと歌ってるよ」と言われるほど、本当に大好きだったんで。その好きっていうところが成長につながると思うので。
――山邊さんはいかがですか?
山邊 メンバー4人になって、主体となって考えていかなきゃいけないってなった時に、最初はどうしても自分たち中心で考えちゃうことが多くて。その時はお客さんとつくり上げていくことがあんまりできてなかったのかなって。途中からファン目線で考えるようになりました。私たちが投げたものにお客さんが返して、それが積み重なっていって、「ああ、これがライブだな」って思えるようになりました。それから「グループとしてよくなったね」って言ってくださる方が増えたっていうのもあります。歌もダンスも上手い人って、たくさんいて、そのパフォーマンスを観るのって、楽しいんですけど、上手いなと思えても、それだけだとあんまり伝わってくるものがなくて。自分の気持ちの問題、“お客さんに絶対これを伝えたいんだ”っていう気持ちが一番大事なんだなと思って。それって生のライブだと、より伝わるし、映像になった時でもガーってひき込まれるように観ちゃうので。“絶対にお客さんに伝える”っていう気持ちを大事にして、今回のツアーを回ってきました。
――ありがとうございます。普段、ボーカルとダンスのためにされていること、続けていることがあれば教えてください。
庄司 東京女子流としては週2回体幹レッスン、あとは個々でレッスンを受けたりしています。個人的には、友梨と同じで、私も刺激を受けないとどんどん不安になっていっちゃうタイプで。自分が好きなアーティストさん、逆に自分たちと近い年代、近い要素がある人たちの映像とかを観て、常に刺激をもらうっていうことは欠かさずにしています。
中江 私も芽生と同じ部分はあるんですけど、逆に私は自分たちと同じようなところを目指しているアーティストさんをあんまり見ないんですよ。違うジャンルの音楽で魅了している方を観ています。自分たちと似たようなアーティストさんを観た時に、「あ、こういう考えもあるんだな」とか、「すごいな」って思うと同時に惑わされちゃったりするんです。「自分たちってどんなんだったっけな」とか、「どうしよう、どうしよう」って不安になっちゃったりするので。そこじゃなくて、また別ジャンルのライブ映像に刺激をもらって、「この人たちはこういうところで人の注目を集めてるんだな。じゃあ、うちらはどういうところで注目を得られるかな」って、向上心を上げるために観るっていうのはあるかもしれないです。
山邊 最近はボーカルだけじゃなくて、ダンスにもすごく興味があって。いろいろなアーティストさんを観ているんですけど、歌って踊っている方の映像でも、ダンス面に注目してたりします。指先まで神経が常にいき渡っているところや、ダンスの形がきれいだなとか、研究してます。
新井 女子流のダンスの先生って、女性の方が多いんです。なので、違うダンススタジオに行って、男性の先生に普段は踊らないようなHIPHOP系の強いダンスを教わっています。あとボーカルとダンスではないけど、私はTwitterとかの呟きが前まであんまり多くなかったんです。でもみんな移動中に携帯電話を見るじゃないですか。だから最近Twitterはちょっと多めにつぶやいたり、写真を載せる時も“いいね”とか“リツイート”がされやすいような書き方を考えてつぶやくっていうのを意識して、それによって女子流が少しでも多くの人の目に留まればいいなと思っています。
――ありがとうございます。最後に、10月にミニアルバム『PERIOD. BEST ~オトナニナルンダカラ~』、『PERIOD. BEST ~キメテイイヨワタシノコト~』がリリースされました。注目して聴いて欲しいところや、このミニアルバムの意義などを教えてください。
庄司 話しだしたら止まらないぐらい、いろいろ言いたいことがあるんですけども。今回のアルバムは過去曲を新録して収録した『PERIOD.BEST ~オトナニナルンダカラ~』と、割と最近のEDMよりの楽曲を収録した『PERIOD. BEST ~キメテイイヨワタシノコト~』に、わけられています。東京女子流が積み上げてきた7年間っていうものは、ここに収まり切らないくらいあるんですけど、教科書的って言っていいぐらいわかりやすい内容になっていると思っています。『PERIOD.BEST ~オトナニナルンダカラ~』は、当時幼い声で必死に歌っているところがよかったって感想をたくさん頂いていたんですけど、逆に今の大人に成長した私たちの声で届けることによって、その7年の厚みも伝わるだろうし。昔を知らない人でも、「じゃあ、ちょっと前のも聞いてみようかな」みたいな。そういう意味では新しい、いい風を吹かせるきっかけにもなるのかなと、思ったりもします。もう1枚の『PERIOD. BEST ~キメテイイヨワタシノコト~』は、『深海』っていう曲にどういう反応がくるのかなって、すごく不安があったんです。だけど、今ではライブでやると喜んでもらえる曲にもなって。自分たちの幅も広がったサウンドではあるので、たくさんの方に聴いてもらいたいアルバムになっています。
山邊 どっちかじゃなくて、2枚とも聴いて欲しいです。今の女子流を感じてもらうにはこの2枚だなと思うので。東京女子流を初めて聴く方でも、「女子流ってこんな歴史があるんだ」みたいに、絶対感じ取ってもらえると思います。
――ありがとうございました。これからの活躍楽しみにしています。
一同 ありがとうございました。
次号のVDC Magazineで、今回インタビューした東京女子流(山邊未夢さん、新井ひとみさん、中江友梨さん、庄司芽生さん)の直筆サイン入りチェキを抽選で読者の方にプレゼントします!応募方法など詳しくは、VDC Magazine 007をチェック!
■東京女子流 INFORMATION
■RELEASE
“今”を映した東京女子流初期作品集
『PERIOD. BEST ~オトナニナルンダカラ~』発売中
CD+DVD AVCD-93746/B ¥4,000(税抜)
“今”を映した東京女子流最近作品集
『PERIOD. BEST ~キメテイイヨワタシノコト~』発売中
CD+DVD AVCD-93747/B ¥4,000(税抜)
■LIVE
『東京女子流 大阪大忘年会2017』
2017年12月30日(土)【会場】梅田クラブクアトロ(大阪)
1次会 14:00開場/開演14:30
[詳細はこちら]
2次会 18:00開場/開演18:30
[詳細はこちら]
『東京女子流 復刻版!定期ライブ』
2018年1月11日(木) 時間未定
【会場】Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE(東京)
※詳細はオフィシャルサイトでご確認ください。
■OFFICIAL SITE
http://tokyogirlsstyle.jp/
■OFFICIAL TWITTER
@TokyoGirlsStyle