lyrical school『MY DATE Ⅲ-3』東京・TSUTAYA O-EAST公演[Live Report]

  • WRITTEN BY 山末あつみ
  • PHOTOGRAPHY BY 周二郎
lyrical school
(写真左から)minan/yuu/risano/hinako/hime

2019年3月10日、『lyrical school』が対バンライブlyrical school presents『MY DATE Ⅲ-3』を東京・TSUTAYA O-EASTで開催した。1月から開催されてきた3ヶ月連続対バンライブの最後を締めくくる今回。そのラストを飾るにふさわしい豪華な出演者を迎え、アイドル、シンガーソングライター、HIPHOPというジャンルを超えたパーティーが繰り広げられた。そのlyrical schoolのライブの様子を写真満載で紹介する。


lyrical school
略称 “リリスク”。Girl’s Rap のパイオニアグループ。メンバーは、hinakohimeminanyuurisanoの5人。


ライブ開始前に行なわれたウェルカムステージでは、昨年新木場STUDIO COASTでのツアーファイナルで披露したソロ/ユニット曲がパフォーマンスされた。

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会場にしっとりとしたピアノが鳴り響き、minanが登場。「いい時間にしましょう」と挨拶すると、minan自身も作詞を手がけたソロ曲『baby blue』を歌い上げる。緊張を感じさせないリラックスした様子で、大人っぽさを感じさせる、美しい声が会場中に響きわたる。会場の人々も心地よくゆったりと体を揺らし、染みわたる歌声に聴き入っていた。

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「What’s up? O-EAST!」の言葉とともに登場したのは、himeとrisano。himeはパーカーのフードを目深にかぶり、risanoはキレッキレのダンスを魅せながら、ギャングスタ系HIPHOP曲『I SHOT YA』を披露。まるでリリックを一発一発撃ち込でいるような力強いラップ、そして二人の気合が伝わるカッコいいパフォーマンスに、ヘッズ(lyrical schoolファンの総称)も大きな歓声をあげた。

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前曲の空気から一転して、ポップでキュートな『ブランニューガール』が会場に流れ、ミニスカート姿のyuuとショートパンツ姿のhinakoがステージに登場。そのイントロにあわせて、ヘッズから「はい!せーの!」とリリスクのライブでは新鮮なMIXが入り、待ちに待っていた感が伝わってくる。二人のはじけるような笑顔と、“カワイイ”が炸裂しているダンスに、会場も大盛り上がり。
曲の最後ではminan、hime、risanoも登場し、5人揃ってキュートなポーズを決め、ウェルカムステージを笑顔で締めくくった。

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WHY@DOLL、原田珠々華、HONG¥O.JP、KEN THE 390、TOCという豪華なメンツのステージが終わり、いよいよlyrical schoolのパーティーが始まる。

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サングラス姿でステージに登場したlyrical school。まずは『(GET AROUND!)TOKYO GIRLS!!』でクールに決めていく。途中、曲を止め、himeが無音の中でラップ。彼女の強い気持ちや覚悟が表れているラップ、そのクオリティの高いパフォーマンスに、ヘッズも拳を突きだし歓声をあげる。2曲目の『DANCE WITH YOU』では、カッコいいとカワイイが混ざり合ったパフォーマンスで観客を“ロックオン”。メンバーも観客も一体となって、手でつくったガンでショットを撃ちまくった。にぎやかさ、クールさ、可愛さなど様々な一面を持つ『Play It Cool』では、メンバーの表情もころころと変わり、パフォーマンスだけでなく、表現力の豊かさも感じられる。キュートに爆レスを送るhinako、元気いっぱいに観客を煽るrisano、エモーショナルに歌い上げるyuu、バチバチにカッコいいラップを決めるhime、気持ちのいいリズムをラップできざみ観客を躍らせるminan。観客もコールを入れて一体となって沸き返り、最後はメンバー全員で「Play It Cool」とタイミングをぴったり合わせ、締めくくった。

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4曲目『シャープペンシル』のイントロで、「あらためまして、こんばんは」とhimeから軽く挨拶が入り、メンバー紹介が行なわれる。12月にリリースされたこの曲は、徐々にテンポアップしていくラップが特徴的。各メンバー、流れるようにラップを披露し、それをたたえるように歓声があがった。特にminanのパートは、いつ聴いても、まるで呪文を唱えるような軽やかさ、淀みのない美しさがあり、スキルの高さを実感する。サビでは、シャープペンシルをノックする振付をヘッズも一緒にダンス。続いて『Tokyo Burning』は、メロウな大人っぽい雰囲気が溢れる一曲。risano、minan、yuuそれぞれが高音パートを情感たっぷりに歌い上げ、会場には心地よいムードが漂った。

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そしてここからは、「待ちきれないサマータイム」という歌詞が印象的な『High5』を皮切りに、怒涛のサマーチューンをぶちかましていく。会場にいる全員がハンドクラップし、メンバーもステージの一番前まででてきて、ヘッズを煽る。そのパフォーマンスとともに会場の熱が上昇し、夏を迎えるわくわく感と、真夏のようなアツさが会場を包み込んだ。7曲目『秒で終わる夏』のイントロでは、risanoがお客さんとメンバーにしゃがむように指示。曲の盛り上がりに合わせて徐々に立ち上がらせ、最後は会場全員でジャンプ!あがりきったボルテージが爆発し、会場は堰を切ったように大盛り上がり。終盤では、risanoとyuuの二人が息ぴったりに「ラララー」と歌い上げる。それは、まるで二人が心から楽しんでいる感情が溢れでているようだった。続く、『夏休みのベイビー』のイントロがかかると、会場は割れんばかりのクラップにつつまれ、前曲から続く盛り上がりがさらにヒートアップ。途中、hinakoの「盛り上がれー!」の声に、ヘッズも両手をあげて大興奮の声で応える。最近では決まったダンスの少ないリリスクだが、この曲は5人で合わせたダンスも見どころの一つだ。サビ部分のハモりも心地よく、随所に彼女たちの成長をあらためて実感した。

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9曲目『Hey! Adamski!』では、冒頭の「OK、リリスク踊らせて」を合図にyuu、hime、risanoがダンスで魅せる。そのぴったりなキレのよいダンスに、彼女たちの持つポテンシャルの高さに気づかされた人も多いのではないだろうか。ヘッズもビートにのって思い思いに楽しんでいた。
「パーティーを続けよう!ずっとずっとずっとこの先も“今”が続きますように。もしこれが夢なら覚めないで。覚めないで。まだつづきが見たいから」。この曲の歌詞にあるとおり、このパーティーの終わりが近いことに気づき心のどこかで少し寂しく感じながらも、でもこの先もずっと、この楽しい瞬間が続いていくことは絶対に約束されていると実感する。力いっぱいパフォーマンスしているメンバー、一体となって踊るヘッズの姿に、そんなエモーショナルなメッセージを感じずにいられなかった。
そしてパーティーの最後は『パジャマパーティー』で締めくくられる。ポップで楽しい一曲は、とてもいい意味で肩肘の張らない大団円感があり、リリスクらしさを感じさせた。曲中で、メンバーが縦一列になりそこから左右に顔をだしたりなど、わちゃわちゃとした可愛らしい様子で、メンバーの笑顔がきらきらと輝いていた。それは予定調和ではない、ひたすら楽しいリリスクのライブが象徴されているような一コマであった。

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『パジャマパーティー』が終わりステージからメンバーがいなくなってすぐさま、ヘッズからアンコールが送られる。メンバーが再登場し披露されたのは『NOW!』。「この瞬間はここにしかない」とhimeが力強くラップしているように、今日この素敵なパーティーに立ち会えたことを心から嬉しく感じた。そして、サビで歌われている「美しい日々、こんな瞬間が続く」ことが心から楽しみになる、感動的なフィナーレを迎え、パーティーは幕を閉じた。

lyrical school

2017年5月21日、risano、yuu、hinakoがlyrical schoolに加わった現体制は、今回の会場TSUTAYA O-EASTから目と鼻の先にあるHARLEMでスタートした。それから今日まで約2年。彼女たちはたくましく成長し、昨年はアルバムを引っ提げての全国ツアー、そして新木場STUDIO COASTでツアーファイナルを開催するまでに至る。彼女たちのライブを観ていると、本当に“ナマモノ”で一つとして同じ空間はないことを実感する。常にライブの最高度を更新し続けていて、次はどんな景色を見せてくれるのだろうという期待しかない。そして今回もそれは同じである。これからも進化し続ける、最高にカッコよく、最高にピースフルな彼女たちのライブをぜひ体感してほしい。

◇セットリスト◇
<ウェルカムステージ(ソロ/ユニット)>
01.baby blue / minan
02.I SHOT YA / hime・risano
03.ブランニューガール / hinako・yuu

<lyrical school>
01. (GET AROUND!)TOKYO GIRLS!!
02. DANCE WITH YOU
03. Play It Cool
04. シャープペンシル
05. Tokyo Burning
06. High5
07. 秒で終わる夏
08. 夏休みのBABY
09. Hey! Adamski!
10. パジャマパーティー
<アンコール>
11. NOW!


■lyrical school INFORMATION

■RELEASE
2018年ライブアルバム『lyrical school tour 2018 “WORLD’S END”』発売中

lyrical school

BRTW-1064 ¥2,000(税抜)

■EVENT
『餓鬼園祭 2019 〜ネバーランドへようこそ〜』
2019年4月20日(土)15:00開場
【会場】LIQUIDROOM(東京)

『#ALPS0421』
2019年4月21日(日)12:00開場
【会場】新宿MARZ(東京)

『essence update.00』
2019年4月26日(金)18:00開場/18:30開演
【会場】SPACE ODD(東京)

※そのほか、ライブ情報は公式HPやTwitterでご確認ください。

■OFFICIAL SITE
http://lyricalschool.com/

■OFFICIAL TWITTER
@lyri_sch

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